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分科会②:遊びを科学する(CRNアジア子ども学研究ネットワーク第2回国際会議講演録)

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座長:上垣内 伸子[日本](十文字学園女子大学教授)
発表者:張 世宗[台湾](台北教育大学教授)、星 三和子[日本](十文字学園女子大学名誉教授)、ソピア・ヤシン[マレーシア](スルタン・イドリス教育大学(UPSI)国立子ども発達研究所(NCDRC)所長)

上垣内 本分科会では、社会情動的スキルの発達と遊びとのかかわりを考えていきます。「遊び」と一口に言っても、子どもが自発的に行う自由度の高いものから、幼児教育の場面における教育的なものまで、多様な内容・方法の遊びがあります。また、子どもはそれぞれの遊びをする中で、実に様々な経験をします。そうした多様な体験が、社会情動的スキルを含むさまざまな力の包括的な発達を促すと考えられます。そこで、それぞれの遊びがどのように、どのような力の発達とかかわってくるのか、異なる切り口から3人の先生に発表していただきます。そして発表内容や会場の皆さんと先生方との質疑応答を通して、「遊びを科学する」というテーマに迫っていきましょう。 まず、張先生から発表をお願いします。

発表1:遊びの中に学びの要素を見出す「エデュテイメント」(張 世宗)

 遊びには、モノ(おもちゃなど)・育った時代・場所・人間という4つの要素が大きく関連します。今回は、モノを中心にお話しします。数十年前までは、子どもは木や石など自然素材で作ったおもちゃで遊んでいました。自分でおもちゃを作ることもありました。しかし、現代では、手作りの素朴なおもちゃはほとんど見られなくなり、テレビゲームなどが増えています。

遊びを通して、手を動かし脳を働かせることは、物事を理解する認知能力の育成につながります。素朴なおもちゃを自分で作って遊んだ時代は、自然と構造や使い勝手を考えて手を動かしながら作り、遊ぶ際にも様々なことを考えました。しかし、現代のゲームは自分で工夫する余地がなく、ただ指を動かして受動的に遊ぶだけの行動になりがちです。

そこで、私は、伝統的なおもちゃから知恵を見出し、現在の教育に生かすことを提案しています。また家庭内の遊びにおいては、子どもと親、祖父母の「一家庭3世代」が、昔からあるおもちゃで遊ぶことを提唱しています。3世代が一緒に遊ぶことで、子どもの脳の発達が促され、親や祖父母世代にとっても脳の老化予防につながるという研究結果が出ています。活動の一環として2年前に、3世代がともに遊べるおもちゃや教材を集めた展示会を行いました。その際、中国の宋時代に作られた組み立て式の橋(虹橋)のおもちゃを展示しました。子どもたちは互いに相談し合い、親にアドバイスを受けながら、その場で組み立て、最後には実際に橋を歩いて渡りました。組み立てる中では、たくさんの知恵が生まれ、親子の絆や一体感も育まれたようです。

また、モノについては、遊びと学びの融合という点からも提案を行っています。それを端的に表すのが「エデュテイメント」という概念です。中国や台湾では、授業など指導の場で使う道具を、教具と呼びます。教具は学習のためのものですから、子どもが授業で使ってみて「つまらない」と感じても、放り出すわけにはいきません。自発的に使うわけではないので、向き合う姿勢も受身になりがちです。教具と対極にあるのが玩具、つまりおもちゃです。おもちゃは子どもが興味に応じて選んだり、作ったりするものです。玩具を使った遊びには教師が介入せず、子どもが自発的・主体的に使って遊びます。私は、教具と玩具の中間的な存在に注目し、「学具」と呼んでいます。子どもは学具を使って楽しく遊びながら学びも得ることができ、さまざまなスキルの発達も促されます。学具を使った遊びを、目的としての「EDUCATION (エデュケーション)」と手段としての「ENTERTAINMENT (エンターテインメント)」を組み合わせ、エデュテイメントと名付けています。「遊びを通して学びのスキルを育む」といった意味です。

エデュテイメントの具体例を1つご紹介しましょう。子どもに動物の骨格を学んでもらいたい場面で、私はゾウの骨格を模した立体パズルを作りました。子どもたちは楽しくパズルを組み立てることによって、ゾウの身体がどのような構造をしているかを学びます。学ぶといっても、教師は指導をしたり、誤りを指摘したりはしません。ただ、パズルの組み立て方を間違えると、骨組みがずれたり、飛び出たりと不格好な仕上がりになるので、子どもは自然と間違いに気づき、自分から作り直そうとします。この"自己修正機能"は、インタラクティブな展示をデザインする際不可欠な要素です。これによって、参加者は他者の指導を受けることなく、自分自身で遊び、学ぶことができるのです。

エデュテイメントにおいて大切なのは、まず子どもと大人との関係性です。遊ぶ環境や学具は大人が提案しても問題ありません。忘れてはならないのは、大人が遊びをリードするのではなく、子どもに主導権をとらせ大人はサポートしたり見守ったりする立場に回るということです。すると、子どもは、自然に遊び方を自分たちで考え、導き出します。遊び方を間違えたときも、自分たちで軌道修正します。つまり、主体的に、楽しんで取り組むわけです。主体的な姿勢は、目標に向けて情熱をもって努力する原動力になります。

また、手を動かすことも重要です。現代の学校教育では、聞くことと見ることが重視される傾向が強く、話すことや手を動かすことは軽視されがちです。しかし私は、授業においてもモノに手を触れたり、何かを作ったりすることが大切だと考えます。ワシントンのある子ども博物館には、「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、分かる。」といったスローガンが掲げられています。私もまさに同じ意見です。

発表2:「どう位置づけるか」が子どもの遊びに大きな影響を与える(星 三和子)

 「遊びを科学する」というテーマに合わせ、4つの観点からお話ししていきます。

1つ目は、遊びは人間に生まれつき備わっているものだということです。これまでの研究から、人間は遊ぶことによって生き延びるための多様なスキルを学んでいることが分かっています。赤ちゃんは、生まれるとすぐになめたり吸ったりする遊びを覚え、栄養をとる力を身につけます。数か月経つと、周囲に興味をもってコミュニケーションを始めます。私たちの研究チームでは、生後2か月からの子どもが、大人が介入しない場面でどのように遊びを覚えていくのか、長期間にわたって保育園で観察しました。3か月児になると、仲間の遊びをじっと見たり、手を出したり、おもちゃを共有するようになります。さらに、協力したり、張り合ったり、妥協したりといった社会的な行動をするようになり、笑い合ったりふざけたりする情動もみられます。つまり、子どもには、遊びながら社会性や情動性を育む力が生まれながらに備わっていると考えられるのです。

2つ目は、「子どもの遊びを大人がどう位置づけているか」についてです。これは、国や文化によって異なります。例えば、日本では、遊びを重視するという保育の文化があり、子どもと大人が一緒に遊ぶ場面を描いた浮世絵も見られます。現代の保育施設でも、保育者が子どもの遊びに加わることは珍しくありません。一方、フランスやイタリアなど南欧では、保育者は子どもの遊びを見守りはしても一緒に遊ぶことは少ないようです。たとえばフランスでは幼児学校や保育園での活動は遊びではなく学習が中心で、3歳児が対象でも朝から学習時間をとる幼児学校もあります。休み時間になると子どもたちは外で遊びますが、遊びが保育に取り入れられることはありません。総括すると、遊びを重視する文化の下では保育にも遊びが取り入れられ、そうでない文化においては学習が重視される傾向が強いと考えられます。このような文化の違いは、子どもの遊びに大きな影響を与えるのではないでしょうか。

3点目は、「乳幼児教育において遊びをどう位置づけるか」です。時代や社会背景、文化、さらに保育者や親の考え方によって、遊びの位置づけ方はさまざまです。マトリクスとして整理したので(図1)、これをもとに話を進めましょう。縦軸は「遊び」と「教育」の関係を表しています。下にいくと遊びそのものの中に教育的機能があると考える傾向が強くなり、上にいくほど遊びを教育の手段として考える傾向が強まります。横の軸は、子どもの遊びに大人がどう関わるかを表しています。左にいくほど子どもの自発的な遊びを重視する傾向が強くなり、右にいけば大人が遊びを主導する形になります。

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図1

このマトリクスを使うと、遊びに関して4パターンの位置づけができます。いずれのパターンにも長所と留意点があります。例えばマトリクスの左下に位置づけられる場合は、遊びと子どもの主体性を尊重するというスタンスです。自発的な遊びの中では、子どもたちは多様な関係性や感情を経験するため、社会情動的スキルを身につけるには有効と考えられます。しかし、すべて子ども任せだと遊び方が無秩序になり、情緒をコントロールする力や社会性が身につきにくくなる場合もあります。ですから、大人がいかにサポートするかも重要になってきます。

このマトリクスをベースに、4つ目の観点として「国・地域ごとの遊びの位置づけ方(違いと共通点)」について考えてみましょう。皆さんの国のECECは、マトリクスのどこに位置づけられるでしょうか。例えば、ヨーロッパの保育の背景にはキリスト教文化があるため、国・地域によって自然環境や社会・経済事情、政治状況などは異なっても、ECECには共通点がみられます。アジア各国のECECについても、特徴や共通の課題を見出し、社会情動的な発達を促す遊びを考えていければと思います。

最後に、社会情動的スキルの根本にある「社会情動的な発達」について、私の思いをお話しします。シモーヌ・ヴェイユというフランスの政治家の著作を読むと、社会情動的発達の大切さが分かります。特に、ヴェイユがアウシュヴィッツの強制収容所で過ごした日々の記述は印象的でした。収容所の中にも、わずかながら信頼できる人がおり、そうした人たちがいてくれたからこそ、自分は生き残ることができたのだとヴェイユは回想しています。そして、苛酷きわまりない環境に置かれていても、人間を信頼する心を失わなかったのは、よい友達や家族に恵まれ、幸福な幼少時代を送ったからではないかと述べています。子どもが他者とのかかわりの中で、「この人がいると楽しい、この友達と一緒に遊ぶ時間が好き」という記憶をもつことが人間観を形成し、その積み重ねが社会情動的な発達につながるのだと私は考えています。

発表3:遊びによって前頭前野の神経回路が発達する(ソピア・ヤシン)

ソピア・ヤシン 私は、「遊びが脳の発達にどのような影響を与えるか」「遊びによって育つ力」という2つの観点からお話しします。

まずは、遊びが脳に与える影響を見ていきましょう。子どもの脳の発達は生まれて間もない時期から始まります。視覚や聴覚、言語能力の発達に続き、脳がより複雑な情報を処理していく中で高度な認知機能が発達します。また、子どもがより幼い時期から豊かな遊びの環境や素材を与えることで、脳の処理能力が高まることも分かっています。

脳の発達を左右するのが、体験です。例えば、赤ちゃんがお母さんに対してジェスチャーをしたり、表情をつくったりしたときに、お母さんが何らかのリアクションをすることで脳の発達が促されます。逆に、反応が得られなかったり、虐待されたりといった有害なストレスがあると、脳の機能がダメージを受けます。そして、学習面や行動面、身体面、メンタル面に長期的な影響が及ぶ可能性があることも研究から明らかになっています。

では、遊ぶことで脳はどのように変化するのでしょうか。過去の研究からは、遊ぶことによって前頭前野の神経回路発達に好影響が出ることが分かっています。前頭前野の神経回路が発達すると、感情のコントロールや問題解決、場合に応じた適切な行動などがスムーズにできるようになります。ある研究では、1日2時間ずつおもちゃ遊びをするだけでも、脳の重量や効率に変化がみられました。また、脳の発達には、誰かにルールを決められたり、指導されたりすることなく自由に遊ぶことが必要だともわかっています。このような遊びは、「メッシープレイ」(messy play: ぐちゃぐちゃ遊び)とも呼ばれます。子どもが自分の能力を最大限に使ってメッシープレイをするときに、脳の発達が促されるわけです。

次に、「遊びによって育つ力」についてお話ししていきましょう。私は、マレーシアのスルタン・イドリス教育大学内にある国立子ども発達研究所で、「遊びによって育つ子どもの力」というテーマの下、研究所付属の保育園に通う5歳児を対象に研究を進めています。子どもの興味に応じてカリキュラムを組み、様々な活動を行っています。

例えば、「どうして手を洗うの?」という質問をきっかけに、子どもたちは石けんで手を洗うとどんな効果があるのかを知りたがるようになり、子どもたち自身で石けんを作りました。石けんをつくるのに必要な材料を調べたり、材料の分量を測ったり、様々な色の石けんを混ぜたりすることで、分野横断型の探究活動ができました。石けんの中に植物の茎や葉を混ぜ込むといった、創造性を駆使した遊びの要素も取り入れました。ほかにも、食品に生えるカビの観察やミミズの生育環境調べ、家庭の生ゴミを集めてコンポストをつくる活動などを行っています。 そうした子どもの「なぜだろう?」に基づく探究活動では、STEMなど分野統合型の学びにつながることが少なくありません。遊びをきっかけに、楽しみながら疑問を解決していくことで、子どもは広く深い知識を身につけ、探究心をさらに伸ばしていきます。遊びによって育つ力は、とても多様だといえるでしょう。

「遊び心」をもつことが「生きる力」を育む鍵となる

上垣内 会場の皆さん、先生方に質問をどうぞ。

質問者A 張先生の発表にあった「学具」についてですが、保育者や教員は具体的にはどのようなモノを使えばよいでしょうか。

ソピア・ヤシン 幼児対象の学具は手作りの素朴なものがよいと私は思います。例えば、私が知っているある女の子は、紙の箱を使ってスーツケースのようなものを作り、キャビンアテンダントごっこをして遊ぶのに使っていました。箱にキャスターが付いているわけではないのですが、女の子は、自分がキャリーケースを引きながら空港を歩いているつもりになって楽しんでいました。そうした素朴なもののほうが、子どもの想像力を引き出し、豊かにしてくれると思います。

質問者B 私は2人の子どもを育てている母親ですが、子どもたちの遊びを見ていると、それがソピア先生のおっしゃるよい意味での「メッシープレイ」なのか、それとも星先生がおっしゃる「無秩序な遊び方」なのか、区別できないことがあります。例えば、子どもがハサミで折り紙を切る遊びをしていると、初めは秩序だった切り方をしているのですが、だんだん折り紙をちぎってばらまくようになります。これは、どのように捉えたらよいでしょうか。

 遊んでいる時のお子さんの目が、輝いているかどうかがポイントです。大人からは無秩序に見えても、子どもにとってはクリエイティブな遊びであり、豊かな力が育っていることは多々あります。遊びに飽きたり、やけになったりしていれば、それが表情にも表れると思います。

上垣内 最後に、星先生のマトリクス図に関連させてこの分科会をまとめたいと思いますが、先生方、補足することがありましたらお願いいたします。

ソピア・ヤシン 子どもの発達のうえで初めの3年間はとても大切です。一人遊びから、友達と遊ぶような社会性と育むようになるまで、子どもの脳内で何が起きているのか、保護者・保育者が理解していることが重要です。また、包括的な子どもの発達を促すためには、筋肉の動かし方を覚えることも欠かせません。子どもが屋外で自由に身体を動かす場面を活用し、大人は「あなたは今トンネルの中にいるのよ」と空間について教えるなど、室内にいてはできないサポートをすることもできます。外遊びができる空間が都市部では減っていますが、屋内でもよいので、できるだけ身体を動かせる環境を用意していただければと思います。

 私たちは、子どもを一つの種に見立て、それが育つには太陽の光、水が必要と考えます。そして自然豊かな環境が必要です。大人が子ども主導の遊びを促すときに、「サポートする」「一緒に遊ぶ」「体験を分かち合う」という3つの役割を行き来することが大切になります。自分の中のポリシーを守りながら、場面に応じて切り替えていただくことが望ましいでしょう。

 私と上垣内先生を含むチームでは、ピストイアというイタリア中部の都市で行われている保育・幼児教育の研究を進めています。ピストイアでは、子ども主導の遊びを保育者が観察し、その結果を基にカリキュラムをつくっています。「子ども主導」という点で今回のテーマと重なるところが多いので、参考までにご紹介しました。

上垣内 今回は難しいテーマでしたが、先生方の発表で述べられたことは、全て星先生のマトリクスでいうと①と④の象限に関連していました。つまり、遊びはそれだけで価値があるものであるということです。また、遊びは子ども主導であるということも共通していました。大人が学びの手段として遊びを提供するのではなく、子どもが自発的に遊ぶ中で、大人がよく子どもの姿を見て、その時に必要な役割を果たすことが大切だということです。

また、遊びは社会情動的スキルだけではなく、その先の豊かな人生、「生きる力」を育むものと言えるでしょう。そのために大人にも子どもにも必要なものは「遊び心」であると感じました。自ら面白さを追求しよう、探究しようという「遊び心」を育てること、そこに自然環境の大切さや、実体験、身体性の大切さ、環境とのかかわり方の質の大切さが関わってくるということが、先生方から述べられました。

※この記事は、CRNアジア子ども学研究ネットワーク第2回国際会議の講演録です。

筆者プロフィール
Nobuko_Kamigaichi2.jp 上垣内 伸子

十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科教授。お茶の水女子大学大学院(児童学専攻)修了。専門領域は保育学、発達臨床学。保育者養成と、保育という臨床的な場での個々の子どもの発達と心的世界の理解やそれに対する援助のあり方が研究テーマ。OMEP世界幼児教育・保育機構日本委員会副会長を務め、諸外国の保育者との交流を楽しんでいる。NPO法人練馬春日町幼児教室心理相談員および理事。臨床発達心理士。

Shih-Tsung-Chang.jpg 張 世宗

アメリカのプラット学院(Pratt Institute)建築学修士、コロンビア大学芸術学修士、教育学博士、国立台北教育大学芸術及び造形設計学部教授。同学部長、おもちゃとゲームデザイン研究所所長、国立台北師範学院視覚芸術教育センターセンター長、シンガポール Practice Performing Arts School 海外顧問などを歴任。

Miwako_Hoshi2.jpg 星 三和子

十文字学園女子大学および名古屋芸術大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学教育心理学専攻。発達心理学の分野では、乳幼児期の言語発達、象徴遊びの発達、乳児同士の遊びの発達等の研究を行ってきた。保育園と幼稚園を研究のフィールドとして子どもの日常の姿を観察するなかで、保育の国際比較に興味をもち、保育に関するフランスとの共同研究、イタリアのピストイア市の乳幼児教育の研究を行っている。

Sopia_Yassin.jpg ソピア・ヤシン

マレーシア、スルタン・イドリス教育大学(UPSI)理学部教授、国立子ども発達研究所(NCDRC)所長。オーストラリア、クイーンズランド大学で博士号(科学教育)を取得。研究分野は、科学教育、幼児期の科学教育、問題解決型学習(PBL)、教育におけるICT、高等教育、幼児教育(ECCE)など。国内外で幅広く著書も出版しており、マレーシア政府や学術機関のコンサルタントや諮問業務にも広く貢献。現在、新生児から4歳までの子どものデータを扱う国立子どものデータセンター(NCDC)の設置と、マレーシアにおける保育の質を定める枠組みの設計に関する国家プロジェクトを統括。
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