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CRNについて

ごあいさつ

2013年9月 3日掲載

◆所長からのごあいさつ

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チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)の合言葉は、創始者の小林登先生が提案された「子どもは未来である」です。

少子化の進んだ日本では想像できないことですが、世界の人口の3分の1は18歳未満の子どもです。現在でも地球住民の大きな比率を占めている子どもは、未来の地球の主人公になってゆきます。

しかし、子どもたちには未来の自分たちの生活の場についての決定権がほとんどなく、十分な発言権や権利も与えられていません。さらに、一部の子どもは、虐待や育児放棄、あるいは搾取や人身売買の犠牲になっています。

こうした未来の地球の主人公のために、多くの大人が働いています。その分野は膨大です。子どものからだとこころの健全な発達、保育と幼児教育、福祉、安全な環境、スポーツや芸術、遊び、メディアと子ども、特別なニーズのある子どもなど極めて多数の分野があり、またそれぞれに解決しなければならない問題が山積しています。

子どもの未来をよりよいものにするためには、このような多業種の人々が国境を越えて協力してゆかなければなりません。

すべての国民が正しい知識をもつことが、万人が幸福になる道だという信念のもと、フランスのラ・ルースは百科事典を刊行しました。その表紙には、若い女性がタンポポの綿毛を吹いて飛ばしている絵が描かれています。絵には「Je sème à tout vent」(「私はすべての風に種をまく」)という言葉が添えられています。民族や宗教にかかわらず、あまねく知識を広めたい、という思いが込められた言葉です。

チャイルド・リサーチ・ネットも、ラ・ルースにならって、子どものために働いているすべての人々に、有用な情報をお届けするという使命を果たしていきたいと思います。

チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)
所長 榊原 洋一



◆名誉所長からのごあいさつ

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チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)の出発点は、1992年にノルウェー国立子ども学センターがベルゲンで開催した国際会議 "Children at Risk" でした。20世紀冒頭に、スウェーデンの教育者エレン・ケイが「20世紀を子どもの世紀に」と呼びかけましたが、世紀末になっても、世界の子どもたちの色々な問題は消えず、そのために我々は何をするべきかを考えるのがこの国際会議の目的でした。

国際会議終了後、各国の代表的な研究者、実践者が20人程招かれて、まず何をなすべきかを、美しいフィヨルドにあるホテルに泊まり込んで話し合ったのです。その結果、子どもに関係する世界の研究者、実践者をインターネットでつなぎ、話し合い、より良い方策を見出そうということになりました。

子どもは「生物学的存在」として生まれ、「社会的存在」として育ちます。子どもが育つときに起こる問題を考えるには、学際的、環学的な人文科学と自然科学を融合した新しい科学としての「子ども学/Child Science」が必要であると、1970年代中頃から考えていました。「子ども学」の普及と、上述のベルゲンから始まった国際的な動きに対応するために、国立小児病院を退官した1996年、Benesse Corporationの当時の福武總一郎社長(現会長)の御支援により設立したのが、チャイルド・リサーチ・ネットです。設立に際しては、医学部で親友であり同級のシステム工学者である石井威望先生に御指導頂きました。

今年は、チャイルド・リサーチ・ネット設立17年目になりますが、私も応分の年齢になりましたので、4月から榊原洋一氏に所長の職をバトンタッチすることにしました。これからのチャイルド・リサーチ・ネットは、榊原氏の新しい発想のもと、ますます活発に活動することになると信じています。みなさまも引き続きご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。

チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)
名誉所長 小林 登

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