CHILD RESEARCH NET

HOME

TOP > 論文・レポート > 小林登文庫 > 新しい年2010年を迎えるにあたって

このエントリーをはてなブックマークに追加

論文・レポート

Essay・Report

新しい年2010年を迎えるにあたって

歳月は風の如くで、早くも新しい年2010年を迎えることになりました。来る春、CRNは設立15年目に入ることになります。

 

2009年は、CRNにとってどんな年であったか。新しい年を迎えるにあたり、考えてみたいと思います。CRNの日本語版、英語版、中国語版いずれも、多くの投稿者の皆さんやスタッフのお蔭で、安定したアクセス数を維持することが出来たことは、大変嬉しいことです。

 

この1年間は、学会活動が活発でした。9月12日~13日は日本子ども学会の第6回子ども学会議(学術集会)、その前日の9月11日には第4回東アジア子ども学交流プログラムの会議を開き、成功を収めました。中国及び韓国からいらした研究者の方々にとっても、日本子ども学会の活動を見て頂く良い機会となったと思います。また、5月に上海で行われる予定だった東アジア子ども学交流プログラムの会議は、インフルエンザの流行で11月開催の第5回へ延期となりましたが、無事開催でき、予想以上の交流が出来たのも大変嬉しいことでありました。

 

また、子ども問題に関心をもつ国際機関が音頭を取って、大学・研究所などに対し「世界の子ども達の為に一緒に仕事をしよう」という呼びかけがあり、CRNにもお声掛け頂きました。CRNの国際化がさらに進んだ年と言えましょう。

 

「子どもはいつでも、どこでも危機にある。」 "children at risk, whenever and wherever." われわれ大人達が、子ども達への優しいまなざしと、チャイルドケアリング・デザインの心をもって、子ども達の心と体を育てなければ、いつでも、どこでも、問題は起こり得るものなのです。

 

それを克服するためには、子どもに関する情報を集約・発信する必要があります。子ども問題に関係している研究者・実践者は、色々な学問的背景をもっており、したがって必要な情報も多種多様ですが、どんな情報であろうと、必ず役に立つものです。特に、異なった国、異なった民族、そして異なった文化、さらに異なった時代などの情報は、ある意味で極めて有用であることに間違いありません。お互いに比較することで、多くを学ぶことが出来るからです。

 

来る2010年も、CRNスタッフ一同、従来にも増してそのコンテンツ、特に英語版・中国語版の充実を図り、国際的に発展したいと考えています。CRNをご覧頂いている皆さん方からも、さらなるご支援を頂けますよう、ここにお願い申し上げ、新しい年を迎える挨拶とさせて頂きたいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加

TwitterFacebook

インクルーシブ教育

社会情動的スキル

遊び

メディア

発達障害とは?

論文・レポートカテゴリ

アジアこども学

研究活動

所長ブログ

Dr.榊原洋一の部屋

小林登文庫

PAGE TOP