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【ベトナムの子育てレポート】 第9回 子どもの習いごと

天達 彩子

2019年1月11日掲載

要旨:

ハノイでは、息子はサッカーとテニス、娘はバレエを習いました。お友達の中には、ピアノやバイオリン、体操教室、スイミング、絵画などを習っている子もいて、十分とは言えないまでも、それなりにチョイスはありました。今回は、その中でも特に兄妹、家族で楽しむことのできた、テニスのレッスンについてご紹介します。
テニスレッスンを通じて得たもの

見知らぬ土地での生活を思い描いたときにまっさきに持って行こうと考えたもの、それは何故かテニスラケットでした。私はもちろん、家族の誰にもテニス経験者はおらず、日本にいるときには子どもに習わせることなど考えたこともありませんでしたが、テニスは老若男女問わず楽しめるスポーツ、かつ住まいのレジデンス内にもテニスコートがあるということで、スポーツを通して家族ぐるみのお付き合いができるお友達ができたらいいなと思ったのです。

ハノイへ到着し、子どもたちのインターナショナルスクールが決まると、すぐに習い事のリサーチを始めました。日本では、インターネットで検索すれば簡単に近くの習い事教室の情報が得られますが、ハノイではなかなかそうはいきません。インターネットでは欲しい情報に一向にたどり着くことができず、新しくお友達ができるたびに、「お子さんは何か習い事をされていますか?」と訊ね、ママ友から様々な情報をもらいました。人気のレストランやお土産など、「旅先」では有り余るほどの情報が常にありますが、その地に「暮らす」となると、こうも必要な情報が得られないものかと思い知らされることばかり。子どもの習い事に限らず、どこに何があるのか? どのようにすればたどり着けるのか?? 小さなものから大きなものまで、とにかくハノイでの私の情報源は、ほとんどすべてがママ友でした。

ハノイでのテニスレッスンは、生徒がテニススクールに通う形ではなく、個人でテニスを教えているコーチに、こちらで予約したコートに来ていただくというスタイルが主です。新しく習い始めたい場合、帰任など何かしらの節目のタイミングでお友達からレッスンの枠を引き継ぐというパターンが多いため、尚更探すことが難しいわけです。暑さや環境(基本、子どもたちは幼稚園やスクールから帰ると安全なレジデンス内で過ごします)で、特に息子は日本にいるときよりも身体を動かす機会が減っていることも気になっていたため、一番近くで気軽にできるテニスをスタートさせたいという思いは日に日に強くなっていきました。そしてある時、たまたまお知り合いになったママ友から、テニスのレッスンに誘っていただき、息子をご一緒させていただくことになりました。

レッスンは、30分を生徒3人対コーチ1人で行いました。30分50万ドン(約2500円)で、1人約800円ほどでした。レッスン料はその都度、レッスン終了後に先生に現金でお支払いします。日本人のコーチはほとんどおらず、最初に習ったのはベトナム人のコーチでした。基本は英語でのレッスンですが、子どももわからないなりに楽しんでいて、お友達とわいわいがやがや、終始笑顔。そんな兄の姿を見て、3歳の娘も早々にテニスデビューを果たしました。日中のみならず、暑い時期には兄妹でナイターレッスンを受けたり、私も参加させてもらったりと、親子で一緒にレッスンを受けるという貴重な時間を過ごすこともでき、今となっては本当に良い思い出です。

テニスの上達というよりは、親子共に、ここでのお友達との交流が何よりも楽しみでした。スクールから帰宅後すぐにテニスコートに子どもたちとママたち、レッスンを受けていない妹や弟たちも集い、ボールを追いかけて走り回る子どもたちを見守りながらママたちは様々な情報交換をします。同じくらいの子どもを育てているママたちが集えば、皆、常に試行錯誤しながら日々を過ごしているため、話のネタは尽きません。

このテニスレッスンをきっかけに家族ぐるみで仲良くなったファミリーの皆さんとは、週末にBBQをしたり、子どもたちもお家を行き来したり、とても濃厚で思い出深い時間を過ごさせていただき、テニスを通した出会いで私たち家族のハノイライフが大きく変わりました。それぞれが本帰国した今も未だに繋がっている、有難いご縁です。

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スクール後のテニスレッスン

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ナイターテニス。妹の打ったボールの球拾いは兄の役目

       
筆者プロフィール
天達 彩子
東京女子大学を卒業後、教育系企業に就職。夫の海外赴任を機に退職し、当時2歳と4歳の子どもたちと共に渡越。2014年11月から2016年3月までハノイで暮らし、帰国後は紙・パルプ系企業に転職。現在も会社員として従事。
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