今年の学会のはしごは、3月末の日本発達心理学会、4月の日本小児科学会、5月の日本アレルギー学会、6月の日本赤ちゃん学会と始まり、7月は日本の学会には出なかったが中国の杭州で環太平洋乳幼児教育学会(PECERA)、8月下旬に入ると日本で開かれた国際免疫学会、日本思春期学会と2週末、一寸間をおいて9月から10月の3週末には、日本小児保健学会、日本母乳哺育学会、日本子ども学会と、正に学会のはしごになってしまった。しかも、その多くは子どもの医学・医療に関係する学会である。
学会に出ると申しても、現役を引いた身なので、自ら発表することはないため、子ども学に関係して子ども問題を気楽に勉強することが出来るのが楽しみである。昔から関係していた学会なので、旧友に会えること、東京から離れる旅をエンジョイ出来ることも、出席の意欲を高める。
これらの中には、特に私が作った学会もある。日本赤ちゃん学会、日本母乳哺育学会、日本子ども学会がそれである。また、戦後日本で医学会が発展する時代でもあったので、設立の手伝いをした日本アレルギー学会、日本発達心理学会もある。いずれにしても、それぞれの学会がますます盛んになる姿をみる事も、嬉しい事である。それに加えて、私が考え作った「子ども学」とか日本子ども学会は、子どもに関係ある小児科学とか小児保健学などの医学を取り込み乗りこえる、子どもに関係する学際的な学会である。したがって、医学・医療関係の学会に出て勉強することの意義は大きいと考えるので、はしごまでしてしまうのである。
