【日時】 2015年5月9日(土)12:30~14:30 (開場12:00)
【場所】 慶應義塾大学(三田キャンパス)西校舎棟1階、513番教室
【参加費】 会員・学生500円、一般 1000円
テーマ:不器用な脳 ~協調からみた発達障害~
講 師:中井 昭夫(兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター)
いわゆる「ぶきっちょ」と呼ばれる子どもたちが約6~10%います。「不器用」は「協調Coordination」の稚拙さの一般的な表現です。「協調」とは視知覚・固有覚・位置覚などの入力から出力までの重要な脳の機能ですが、我が国では、子育て・保育・教育現場はもとより、医療・療育現場においても「不器用」が「脳機能」である「協調」の発達の問題であるという理解や認知が低く、結果、適切な支援や研究が進展しない状況にあります。一方、発達障害に「不器用」や感覚の問題など身体機能障害を伴う例は多く、当事者研究からもその重要性が指摘されています。近年の脳科学研究から「社会性」と「協調」両者に共通の神経基盤の存在も推測されています。現在、複数の国際共同研究により国際的評価・診断方法の開発や研究を行っていますが、協調など身体性と社会性など発達障害の中核症状との関連について検討することで、新しい概念の提唱、科学的介入や支援に繋がるものと考えています。
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