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論文・レポート

【ジャカルタ子育てジャーナル】 第6回 休日の子どもとの過ごし方

岸田 佐代子

2017年4月28日掲載

「さて、休日子どもと何をしよう。」日本でも同じように悩む親御さんが多いかもしれません。

ジャカルタに住む、子どもをもつ親も毎週悩みます。治安の面などからマンションの敷地外を出歩くことが難しいジャカルタでは、ぶらぶらとお散歩をするということができないのが現状です。そして、もし遠出をするならば運転手さんに来てもらわなければいけないとか、近場ならタクシーを使おうとか、状況によって車の手配が必要になるため、予め週末の計画を立てておかなければならないので、少し面倒な部分があります。

そこで今回はジャカルタでの幼児連れでの休日の過ごし方をリポートします。

マンション内で遊ぶ

一番手っ取り早いのが、マンションの敷地内で遊ぶことです。平日の夕方の過ごし方も同じですが、マンションの敷地内には大抵大なり小なり子どもの遊び場があるので、そういった設備で過ごすことが多くなります。ブランコや滑り台、室内のキッズルームなど、マンションによって設備は違います。これらは私が住むマンションにも併設されていて、子どもたちは自宅での遊びに飽きると、外の遊具や室内キッズルームで遊んでいます。

日本ではこういった時、近所の公園に行くことが多いと思いますが、こちらでは治安が悪いことや、歩道が整備されていないこと、大気汚染などから徒歩で出歩くことは滅多にありません。そのため、子どもたちの体力不足が懸念されます。ママたちの間で、日本に住む子どもたちとこちらで育った子どもは体力に違いがあるのではないかと話すことがあります。こちらでは、幼稚園に行く時も買い物に行く時もドアtoドアで車を使います。長い距離を歩くことが少ないためか、長男はたまに長時間歩くことがあると、「疲れたので歩きたくない」とか「弟のベビーカーに乗りたい」などと言う事があります。ジャカルタで育つ子どもたちの問題の一つだと思います。ちなみにローカルの子どもたちについては、ローカルの人々の家々が立ち並ぶ路地などで遊んでいる姿を見かけることはあります。

また、常夏のジャカルタならではで、プールで過ごす人もたくさんいます。こちらでは、大抵マンションの敷地にプールが併設されているので、気軽に入れて魅力的です。我が家の子どもたちもよく水遊びをしています。

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マンション内のキッズルーム

Car free day(カーフリー・デイ)

毎週日曜の午前6時から午前11時まで、基幹道路のスディルマン通り(JL.SUDIRMAN)が歩行者天国(カーフリー)になります。その時ばかりはマンションの敷地外で思い切り歩いたり走ったりできます。普段長男は自転車に乗りたくてもマンション内は敷地が狭く、自由に走ることができません。ですので、歩行者天国の時に外に出て大きな通りを自転車で走れることがとても嬉しいようです。私も運動不足解消のために歩いたり走ったりして過ごします。普段は排気ガスだらけの道路もこの時ばかりは少しマシになって、暑さを除けば快適なお散歩になります。ひとつ注意点としては、11時までに大通りから出なければ困ったことになります。何度か帰る時間が遅くなったことがありますが、11時を過ぎてしまうと、沢山の車やバイクがビュンビュンと走る中、自転車を引いて歩かなければならなくなってしまいます。

このカーフリー・デイは、以前は純粋に走る人、自転車に乗る人、散歩する人がほとんどでしたが、現在は露天商が立ち並び、パフォーマンスをする人も出てきたりと、週に1度のお祭りのようになっています。少しでもお金を稼ごうというインドネシア人のバイタリティに圧倒されます。知人のインドネシア人も副業で露天商をしていますが、出店代は無料なので気軽に店を出せるそうです。

カーフリーは週末のちょっとした楽しみです。

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カーフリー・デイを楽しむ息子

室内プレイグラウンド・室内遊園地

以前にも少しご紹介しましたが、ジャカルタではショッピングモールに室内プレイグラウンドを備えているところが多くあります。また、室内遊園地を備えている施設もあり、我が家はそこで休日を過ごすこともあります。食事もできて気軽に行けることが魅力です。しかし、本来子どもは外で元気に遊んでほしいと思っている私からすると少し、抵抗があるのも事実です。日本の真夏も同じでしょうが、日中は暑くて外で遊ぶことが難しいので仕方ないといえば仕方ない面もあります。しかし、クーラーに慣れてしまっている息子は、少し暑いところに出ると暑いから嫌だと言います。常夏の街で育っている子どものセリフとは思えません。プレスクールでもエアコンが効いているので、インドネシアに住んでいるとはいえ、あまり暑い思いをしていないのです。ちなみにジャカルタはとても暑いというイメージをおもちの方も多いかもしれませんが、実感としては日本の真夏の方が暑く、湿度も高く、夏に日本に帰省した後ジャカルタに戻ると、涼しいと感じます。

アンチョール

インドネシア人にジャカルタのおすすめスポットを聞くと必ずと言っていいほど出てくる場所です。ジャカルタの北部にアンチョールという巨大テーマパークがあります。海に面していて、水族館や遊園地、プール、ホテルなど様々な施設が集まっています。素晴らしい場所ですが、日本のそういった場所とは少し違う雰囲気です。何が違うのかなと考えると、まず第一にゴミが多いこと。折角の巨大リゾート地でもゴミが多いと台無しです。海も残念ながら汚いのです。それでも、自転車をレンタルして海沿いを走ることができたりするため、子どもは大喜びです。比較的近場でジャカルタ市街地の喧騒から離れてゆったりと過ごすことができます。そして水族館などは、プレスクールの遠足で行くこともある人気の場所です。敷地内ではピクニックをしている家族もいて、インドネシア人にとっても憩いの場所のようです。

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アンチョールの海岸沿い

日本にいても、子どもと何をしようかと考える休日ですが、こちらではさらに選択肢が限られてきます。今日も体力を持て余している子どもを前に、どうしようかと考えながらも、結局どこにも出かけずマンション内で遊んでいる日曜です。

筆者プロフィール

岸田佐代子(きしださよこ)
メーカー勤務から地方局契約アナウンサーを経て結婚と同時に夫の赴任先のアメリカ・ジョージア州へ転居。
帰国後フリーアナウンサーとしてリポーターや司会の仕事を行い、2012年夫の転勤に伴いインドネシア・ジャカルタへ渡航。現在に至る。
2児の母。趣味はテニス、ヨガ。
愛犬はトイ・プードル。
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