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第4回東アジア子ども学交流プログラム@日本(東京)

【日程】
2009/9/11


【テーマ】

言葉の発達と脳科学 ~東アジアでの研究と実践~


【プログラム】 
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2009/9/11 (東京・お茶の水女子大学)

基調講演 「外国語としての第2言語習得と脳科学」
日立製作所役員 日立基礎研究所フェロー 小泉英明

特別講演 「幼稚園のカリキュラムにおける早期読書」
華東師範大学教授 朱家雄

講演1  「上海市幼稚園教諭の文化的状況についての調査」
華東師範大学副教授 姜勇

講演2 「中国の幼稚園における早期読書教育活動のデザインと実施」
華東師範大学副教授 張明紅

シンポジウム 「幼児のリテラシー習得に及ぼす社会文化的要因の影響~日・中・韓比較~」
オーガナイザー:榊原洋一
シンポジスト:内田伸子、李基淑、周念麗

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【主催】 
チャイルド・リサーチ・ネット、お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム「格差センシティブな人間発達科学の創成」


【レポート】 

●9月11日(金)に、チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)、お茶の水女子大学グローバルCOE共催で第4回東アジア"子ども学"交流プログラムを開催しました。
「言葉の発達と脳科学 ~東アジアでの研究と実践~」というテーマで、脳科学の最新の研究成果をふまえて、"ことば"というキーワードで日中韓の研究と実践について、三か国の専門家による講演とシンポジウムが行われました。定員200名の会場がほぼ満席になり、遠方からもたくさんの方々が足を運んでくださり、会場は終始熱気に包まれていました。

●最初に、日立製作所役員待遇フェローの小泉英明先生による「外国語としての第2言語習得と脳科学」をテーマに基調講演が行われました。続いて、中国華東師範大学の朱家雄先生による特別講演が、午後からは姜勇先生、張明紅先生による講演があり、それぞれ幼児期の読み聞かせや子どもの読書についての考え方、実践についての説明や、幼稚園先生たちを対象に行われた「文化的状況に関する調査」の結果発表がありました。


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●午後のシンポジウムでは、日本お茶の水女子大学、中国華東師範大学、韓国梨花女子大学とベネッセ次世代育成研究所による共同調査の発表を軸に進められました。「幼児のリテラシー習得に及ぼす社会文化的要因の影響~日・中・韓比較~」をテーマに調査の概要や結果についての報告、政策提言などがありました。リテラシー能力と保育形態、しつけの仕方との関係など、非常に興味深い結果でした。また国際調査ならではの三か国の比較では類似点・相違点が明らかになり、歴史や文化的背景の違いを感じる内容でした。


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●東アジア"子ども学"交流プログラムは今回で4回目となります。同じ東アジアの諸国でも歴史や文化的背景は様々です。それらを互いに学び合い、理解し、尊重しながら、これからもCRNは"子ども学"という視点で子どもに関する研究や交流を深め、広げていくために鋭意取り組んでいきたいと思います。


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※詳細の講演録は『東アジア子ども学交流プログラム報告書』に記載しています。


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「東アジア子ども学交流プログラム」について、今までの活動紹介はこちら

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